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ジェネリック医薬品の特徴や先発薬などについて解説

ジェネリック医薬品は安全性が高い薬!

ジェネリック医薬品とは

数々のジェネリック医薬品のシート

ステンドラにはアバナというジェネリック医薬品がある、ということでここまでその効果や料金の違いなどについて話を進めてきました。

しかし、みなさんの中には「そもそもジェネリック医薬品のことがよくわからない」という人がいるかもしれません。

日本ではあまりジェネリック医薬品の利用が浸透していないですし、医薬品を購入するにしても薬局で販売されているものや医師から処方されたものを何の疑いもなく使用している人がほとんどだと思います。

ですので、ジェネリック医薬品に対して詳しくわかっていないという人がいてもおかしくないでしょう。

しかし、よりお得に医薬品を購入していくためには、ジェネリック医薬品の購入も視野に入れていくべきです。

そのとき、ジェネリック医薬品のことを何も知らないというのでは困ってしまいますので、これを機にジェネリック医薬品へ対する理解を深めておきましょう。

まずジェネリック医薬品の説明をする前に、新薬とは何かについて説明していきましょう。

新薬とは、ある製薬会社が特定の成分を独自の製薬方法で開発した、いわば原点となる医薬品のことです。

先に開発された医薬品ということで、「先発医薬品」という呼ばれ方もします。

この新薬開発ですが、医薬品を1から開発していくためには多大なコストが必要になります。

8年近い研究期間に加え、そこからさらに7年近くの臨床開発期間を経て開発されています。

みなさんがふだん何気なく服用している新薬ですが、そのひとつを開発するために15年近くの長い年月がかかっているわけですね。

こうして無事に開発された新薬は販売されていくわけですが、新薬には20年間の特許期間があります。

この期間中は、その新薬を開発した製薬会社のみが開発と販売を独占することができるのです。

しかし、特許期間が切れたあとは、他の製薬会社が真似をして同じ成分・製薬方法で医薬品を開発し、販売してもよくなります。

こうして新薬を基にして開発されたのがジェネリック医薬品なのです。

先に開発された新薬に対し、こちらは後から開発されたということで後発医薬品とも呼ばれています。

なぜジェネリック医薬品は安いのか

ジェネリック医薬品について説明する医者

新薬の開発は0からのスタートになります。

そのため、有効成分の開発であったり、その効果の検証であったり、安全性の確認であったりと、すべておこなわなければなりません。

ひとつの新薬を開発するだけでも15年という年月がかかってしまうのも頷けますよね。

開発に着手してから世の中で販売するまでの間、医薬品開発ではさまざまな研究・実験がおこなわれます。

となれば、当然開発費用も莫大な金額になってしまうため、販売時はその元を取るためにもそれなりの高額な料金設定にしなければ赤字になってしまうのです。

それに対してジェネリック医薬品の開発はどうでしょうか。

すでに開発されている新薬を基にして開発がおこなわれていることから、開発のための研究を1からおこなう必要はありません。

新薬開発が15年近くかかるのに対し、ジェネリック医薬品の開発は3年ほどで済みます。

新薬開発に比べるとその手間は大幅に削減されていますので、必然的に開発コストもかなり少なく抑えての開発となります。

開発コストがそこまでかかっていないということは、販売価格を多少値下げしても充分に赤字を回避することができます。

そのため、ジェネリック医薬品は新薬に比べると、二度見してしまうくらいの格安料金で販売されているのです。

ジェネリック医薬品は安全?

ジェネリックの安全性を説明する医者

新薬は長い年月をかけて1から開発されていますし、安全性を確認するための研究や臨床実験も入念におこなわれています。

また、販売されてからも再審査期間というものが6~10年あり、この再審査期間であらためて新薬の効果や安全性が確認されます。

何より大きな問題とならずに長年新薬が多くの患者さんに愛用されていれば、それだけでも新薬の安全性は信頼できることがわかります。

では、ジェネリック医薬品の安全性はどうでしょうか。

新薬と比べると開発期間が圧倒的に短いですが、これは決して手を抜いて開発されているわけではありません。

先ほども説明しましたが、ジェネリック医薬品は新薬の製薬方法を真似て開発されているからこそ、こうして短い期間での開発を成し遂げているのです。

安全性が確認されている新薬とまったく同じ成分・製法での開発ということから、当然ジェネリック医薬品の安全性は言うまでもなく信頼できるものとなっています。

開発期間の短さや販売価格の安さから品質・安全性に不安を感じる人も多いのですが、その点は新薬と同じで安心していただいて問題ありません。

日本ではジェネリック医薬品があまり普及していないが…

ジェネリックが日本で普及していない理由を説明する医者

近年では日本でもジェネリック医薬品に関する宣伝がされるようになってきました。

テレビCMでジェネリック医薬品という言葉を耳にしたり、街中や電車内のポスターなどでジェネリック医薬品の案内を目にすることもあるのではないでしょうか。

2014年の段階で日本のジェネリック医薬品使用率は約5割となっているのですが、これは世界的に見るとかなり低い割合です。

アメリカに至ってはジェネリック医薬品使用率が9割越えとなっており、まだまだ日本での普及率は決して高いとは言えない状況なのです。

では、なぜ日本は他国と比較してジェネリック医薬品の使用率がここまで低いのでしょうか。

その大きな原因とされているのが、保険適用による治療費の割引などです。

日本では医薬品処方においてさまざまな制度が採用されています。

その中でもみなさんがよく恩恵を受けているのが保険適用による治療費負担の軽減かと思います。

これにより、日本で新薬を処方してもらったとしても安い料金で済むことから、ジェネリック医薬品の使用がそこまで広まらなかったとされています。

つまり、日本でジェネリック医薬品の使用が広まっていないのは、決してその品質が悪いからというわけではないので安心してください。

最近ではジェネリック医薬品の使用を促進する運動などもおこっているくらいで、これからはジェネリック医薬品の使用率も徐々に上がっていくかもしれませんね。